白線と黄線の桃太郎が柳瀬川橋梁上ですれ違った。貨物列車同志の出会い、すれ違いは頻繁にあることだが、カメラを構えていてその瞬間をとらえることはそれほど簡単ではない。しかしこの新座と東所沢間では夕刻に二度そのチャンスがある。１６時１０分前後に下り８５７１ﾚと上り７４ﾚが、１６時半頃に下り７７ﾚと上り１０９４ﾚがほぼ同時通過となる。但し撮り鉄さんたちはこれをあまり好まない。なぜなら、裏に被ってしまう機会の増えることを極端に嫌うからだ。ここで裏被りしてがっかりしたことは何度もある。ことに鹿島貨物（1094ﾚ）を目当てに来たときは、ただ帰りが遅くなっただけの結果で下を向いて帰るしかなかった。だから「こんにちはー」の瞬間の出会いは千載一遇の機会とも言えるわけだ。

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